2021年11月、居酒屋チェーン店「魚民」で注文したもつ鍋の中に大量の虫が混入していたニュースで世間を騒がせました。
運営会社側が謝罪したことでも話題になっています。
その混入していた小さな虫は、パッと見た感じだとブラックペッパーなどの調味料にも見えるそうです。
今回は「魚民」のもつ鍋に混入していた害虫の種類を特定していきたいと思います。
【特定】魚民の鍋混入の害虫の種類は?
【画像】もつ鍋に混入していた大量の虫
事件の発端は、2021年11月15日に「魚民赤羽東口駅前店」を訪れた女性がTwitter上に虫が大量に入ったもつ鍋の写真を投稿したのがきっかけでした。
写真を見ると、鍋のスープや白菜の周りに黒い小さな粒がたくさんあることが分かりますね。
特に塩もつ鍋などになると調味料でブラックペッパーを使用されることもあり、特に問題ないようにも見えます。
魚民 赤羽店やばすぎた
もつ鍋頼んだら、1000匹くらい虫が入ってた…
写真は取り分けた小皿のだけど、鍋は表面ブラックペッパーかな?って思うレベルで浮いてた
他の料理にも虫入ってて気持ち悪すぎる pic.twitter.com/TtlLhJsN3t— 望月ひよこ🎀 (@mochipiyo3730) November 15, 2021
しかし、画像をもっとよく見たところ黒い小さな粒に「触覚」のようなものが生えています。
更にもつ鍋だけではなく、イカ焼きの中にも触覚の生えた虫のような物体が発見されたようです。
害虫の種類を特定!
今回の虫混入事件で発見された虫は「チャタテムシ(ヒラタチャタテ)」という種類の虫であることが濃厚だと言われています。
もつ鍋の写真とチャタテムシの画像を比較してみると、姿形がよく似ていることが分かりますね。
[box02 title=”チャタテムシ(ヒラタチャタテ)の概要”]
- 体長 1~2mm程度
- 分布 日本全国
- 特徴 多湿環境を好むため梅雨から夏にかけて室内で大量発生する
[/box02]
「チャタテムシ」は一般家庭でも繁殖しやすい害虫であり、台所などにも大量発生することがあります。
暗く湿度の高い場所を好むので注意が必要です。
また、基本的に毒のある虫ではありませんが、人によっては食べてしまうとアレルギー反応を起こしてしまうことがあるのだそうです。
原因は白菜ダンボール大量繁殖が原因か?
虫混入事件で謝罪した店長代理の方によると、白菜の洗い残しで原因で虫が混入してしまったそうです。
チャタテムシは、ダンボールなどの温かい場所も好むと言います。
可能性としては、業務用の白菜の入ったダンボールで大量繁殖してしまったということが考えられますね。
更にチャタテムシは、成虫になってから1~4日後に産卵を始め、寿命までの間に1匹あたり100個以上の卵を生み続けるそうです。
カビなども好んで食べるという生命力の強い虫なので、しっかりとした衛生管理が必要となります。
超拡大画像がグロテスクすぎた…
今回、鍋に混入したチャタテムシは、ダニやアブラムシと見間違ってしまうほどの小さな虫です。
もっとよく見てみたいという方のために拡大画像をご紹介したいと思います。
虫を苦手な方にとってはグロテスクにも見えるかもしれません。
この虫を口にしてしまっていると思うと、やはり恐ろしいことですよね。
今回の記事のまとめ
今回は居酒屋チェーン店「魚民赤羽東口駅前店」で起きた虫混入事件の虫の種類について調査していきました。
- 虫の種類は体長1~2mm程度の「チャタテムシ(ヒラタチャタテ)」の可能性が高い。
- 一般家庭でも大量発生しやすい害虫で、注意が必要。
- 拡大画像を見ると虫そのものであり、苦手な人にとってはグロテスクにみえるかも。
居酒屋「魚民」で虫混入事件が起きてしまったことは残念ですが、今後は更に衛生管理がしっかり徹底されていくと思います。
今後もまた居酒屋「魚民」が発展していけることを願っております。