車椅子ラグビーで日本代表キャプテンを務める池 透暢(いけ よしのぶ)選手。
池透暢選手は過去に交通事故に遭ってしまい左足を切断、全身に火傷を負ってしまったことでも有名です。
今回はそんな池透暢選手の事故に遭ってしまった原因や事故後の壮絶人生について掘り下げていこうと思います。
事故原因は運転手による不注意?
運転手の不注意だと言われる理由は?
池透暢選手は19歳の時に、交通事故の被害にあって重症を負っていますが、その原因は運転手による不注意なのではないかと考えられます。
事故当時は、友人と合わせて5人で乗車していた車がいきなり街路樹に激突したようです。
あれは19歳のときでした。仲間5人で乗っていた車が街路樹に激突。
引用:わたしたちのフェアプレー(連載 第17回)
車同士の衝突事故ならば、相手側に原因があった場合がありますが、街路樹に衝突した場合だと運転手側に何らかのトラブルがあった可能性がありそうです。
その後、車は炎上し、5人の内3人は亡くなり、池さんは奇跡的に助かりますが重症を負うこととなります。
事故を起こした原因は?
池透暢選手の重症は、運転手のトラブルによって起きた可能性が考えられますが、運転手の何がいけなかったのでしょうか。
予想できる事故原因は以下のようになります。
- 安全不確認…左右確認などしっかり周りの障害物を確認できていなかった。
- 脇見運転…前方を見ないで運転をしていた。
- 漠然運転…ぼんやりとしながら運転をしていた。
- 運転操作不適…ハンドル操作の誤り・アクセルとブレーキ-の踏み間違えなど。
また、致し方無い場合として、運転手がいきなり飛び出てきた人・動物などを避けようとして急ハンドルを切ったところ、街路樹に激突してしまった場合も考えられます。
事故後の重症治療が壮絶的だった…
痛々しい傷口治療
交通事故に炎上した車から助け出された池透暢選手は、重症を負っており、痛々しい治療を受けることとなります。
事故直後の池選手の身体の状態はかなり酷かったといいます。
- 体の75%が火傷
- 左足を喪失
- 右大腿骨は肉から飛び出し、骨盤は折れている
- 左手は手首から先の感覚がない
重症を負った池選手は病院へ緊急搬送され、治療を受けますが、その痛みは壮絶的で地獄のような毎日だったと話します。
具体的には、全身の火傷消毒のために消毒薬の風呂に入れられ、化膿を取り払うために傷口を長時間に渡ってガーゼでこすられたそうです。
想像するだけで、神経に沁みる感じがして痛々しいですよね。
長期入院と何十回もの手術
池透暢選手は、事故後に普通の生活を送るまでに長期入院と何十回にも渡る手術を受けなければならないこととなります。
その入院期間は2年半で、手術回数は40回と精神的・肉体的な負担が大きいです。
しかも、治療生活2ヶ月後に友人に3人がその事故で亡くなったことを知り、生きていて申し訳ない気持ちになったといいます。
しかし、入院している池選手のことを知り、入院期間中にはたくさんの友人たちがお見舞いに来てくれたそうです。
成人式の日には約40人もの友人が病棟に集まり、一緒に成人を祝いました。
そのおかげで、池選手は亡くなった友人の分まで強く生きていくことを決意し、入院生活1年でスポーツを始めようと考えます。
それが車椅子バスケットボールをするきっかけとなったのでした。
今回の記事のまとめ
今回は車椅子ラグビー・日本代表の池透暢選手の事故に遭った原因や事故後の壮絶人生について調査していきました。
事故当時、車を運転していた友人の不注意もしくは咄嗟の判断によって事故が起きてしまった可能性が有力なのではないかと考えられます。
また、事故後の治療も想像しただけでもかなり痛そうで苦労したと思いますが、事故で亡くなった友人の分まで強く生きようと決めた池選手は誰よりも男らしくて尊敬できますね。
今後も、車椅子ラグビー・日本代表キャプテンの池選手のご活躍を応援していきたいと思います。